California's Proposition 19 More Popular Than Leading Senate, Gubernatorial Candidates
October 7, 2010 - Sacramento, CA, USA

カリフォルニアの条例案 19 号は有力な上院議員候補や知事候補よりも広く支持されている
2010 年 10 月 7 日 - アメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント

Sacramento, CA: More than half of California voters support
Proposition 19, a ballot initiative to legalize the private adult use
and cultivation of limited amounts of cannabis, 49 percent to 42
percent, according to a statewide Public Policy Institute of
California poll released last week.

カリフォルニア州サクラメント: カリフォルニア公共政策研究所が州全体を対
象に世論調査を実施し、先週に結果を発表した。その結果によれば、住民投票
の対象となる条例案 19 号、成人による個人的かつ限定的な量の範囲内での大
麻の使用および栽培を合法化するこの法案は、カリフォルニアにおける有権者
の過半数が支持していた。

(訳注: 原文の途中に挿入されている "49 percent to 42 percent" の部分が謎。
レポート本文を読む限りこれは支持率の数値ではない。)

Fifty-two percent of voters now back the measure, versus 41 percent
who oppose it, according to the poll of 2,004 likely voters.

世論調査の対象となった 2,004 名の有権者のうち、法案に賛成しているのは
52 パーセントであり、反対者は 41 パーセントであった。

Of the statewide propositions polled, only Prop. 19 possessed majority
support among California voters. The poll also reported that a greater
percentage of voters now back Prop. 19 than support incumbent Democrat
Senators Barbara Boxer (42%) and Dianne Feinstein (44%), Senate
Republican challenger Carly Fiorina (35%), Gubernatorial Democrat
candidate Jerry Brown (37%) or Gubernatorial Republican candidate Meg
Whitman (38%).

今回世論調査の対象となった住民投票事項の中では、条例案 19 号のみがカリ
フォルニア有権者の過半数から支持されていた。現職の民主党上院議員バーバ
ラ・ボクサーへの支持率 (42%)、同ダイアン・ファインスタイン (44%)、共和
党の対立候補カーリー・フィオリーナ (35%)、民主党の知事候補ジェリー・ブ
ラウン (37%)、共和党の知事候補メグ・ウィットマンへの支持率 (38%) よりも
条例案 19 号のそれは上回っていた。

PollTracker.com, a website that posts aggregates results of all of the
polls conducted on this issue to date shows Prop. 19 leading 47
percent to 43 percent.

世論調査の結果が集約されているサイト PollTracker.com によれば、条例案
19 号に関してこれまでに実施された世論調査では、賛成率が 47 パーセント、
反対率は 43 パーセントとなっていた。

On Tuesday the measure was endorsed by the California League of United
Latin American Citizens (LULAC). LULAC is the largest and oldest
Hispanic Organization in the United States.

火曜には "League of United Latin American Citizens (LULAC; ラテン系アメ
リカ人同盟)" カリフォルニア支部が条例案への支持を表明した。LULAC はアメ
リカ合衆国において最も規模が多く歴史の長いラテン系アメリカ人の団体であ
る。

For more information, please visit: http://yeson19.com.

より詳しい情報については http://yeson19.com をご覧下さい。


(PHO のコメント)

反対者が 41 パーセントも居るにしても、両陣営には既に一割近い差が開いて
いる上に、世論調査の度に支持率が上昇して行っている事から考えても、条例
の成立は完全に視野に入っていると言える。

世界有数の大麻ディストピアである我が国においても、政府や大手メディアの
姿勢は相変らずだが、個人のレベルではかなり認識が変わって来ているように
思われる。過去の「大麻＝麻薬＝犯罪＝悪」といった統一見解は崩れており、
意見の割れている様を見る事ができる。我が国は曲がりなりにも民主国家であっ
て、曲がりなりにも国民が政策を決定するのであるから、国民の見解の変化は
やがて政策の変化に繋がって行く。カリフォルニアの動きは確実にそれを後押
しするだろう。この調子ならば私の腰が曲がり棺桶に押し込まれるよりも先に、
日本で合法的に大麻を味わえる日が来るかも知れない。