Philadelphia could save $3 million annually by ending marijuana mug shots November 19th, 2009 By: Russ Belville, NORML Outreach Coordinator フィラデルフィアは大麻での逮捕をやめれば年間 300 万ドルを節約できるだろう 2009 年 11 月 19 日、NORML 支援活動担当ルース・ベルヴィレ (PhillyNORML: Chris Goldstein & Derek Rosenzweig) Philadelphia could save more than $3,000,000 annually by not taking pot smokers in for mugshots. （PhillyNORML: クリス・ゴールドシュタインとデレク・ローゼンツヴァイ ク）フィラデルフィアは、大麻の喫煙者らを犯罪者として写真に撮るのを やめれば、年間 300 万ドル以上も節約する事ができるだろう。 Minor marijuana possession arrests in Philadelphia are handled with mandatory custody; this is a different process than every other county in Pennsylvania costing the city millions of dollars. A disproportionate number of citizens (84%) arrested for marijuana possession in the city are black. フィラデルフィアでは少量の大麻の所持によっても必ず逮捕・拘留を受け る。これはペンシルヴァニア州の他の郡とは異なった手続きになっており、 そのために市は年間に何百万ドルもの費用をかけている。市における逮捕 者の中で大麻の所持によるものは 84 % と大きく偏っており、不吉な様相 を呈している。 Research by PhillyNORML this year has uncovered these two disturbing trends that present serious challenges to the city. But in a sign of a pragmatic shift in attitudes, city officials have held an ongoing dialogue with reform advocates to proactively address these concerns. PhillyNORML が今年行った調査により、市に深刻な問題が起きている事を 示すこれら二つの不穏な兆候が明らかになった。ただし問題に対する態度 が実用的な方向へ変化して行く予兆は見えており、市の職員らはこれらの 懸念事項に積極的に取り組むために、法改正の支持者らと継続して対話の 場を設けている。 In March of 2009 the Philadelphia chapter of the National Organization for the Reform of Marijuana Laws performed their annual observation of the Pennsylvania Uniform Crime Report data for the marijuana arrest numbers. At the same time, the city was beginning to face a heartbreaking economic plight that pitted police jobs against a lack of Public Safety Budget funds. 2009 年 3 月、"National Organization for the Reform of Marijuana Laws (大麻法改正国際協会)" のフィラデルフィア支部は、毎年行う事とし て、ペンシルヴァニア統一犯罪白書から大麻の逮捕者数を調べた。丁度そ の時、市は経済的な苦境に立たされようとしており、公安のための予算の 不足が警察力に影響を及ぼしていた。 Data indicates that 4,716 adults were arrested in 2008 on the singular criminal misdemeanor charge of marijuana possession less than 30 grams. In Philadelphia such arrests are required to be custodial. For even a single cannabis joint this means an offender must be handcuffed, transported to a holding cell, photographed and perhaps make bail before release. In every other county in Pennsylvania there is no mandate for the custodial arrest of citizens found with small amounts of marijuana. Instead, summary violations are issued along with a date to appear in court. データの表すところでは、2008 年には 4,716 人の成人が 30 グラム未満 の大麻の所持のために軽犯罪として起訴されている。フィラデルフィアで は、そのような逮捕者は必ず拘留する事になっている。ジョイント（訳注: 紙巻きの大麻）たった一本であっても犯罪者として手錠を掛けられ、拘置 所へ移送され、写真を撮られ、そしてもしかしたら釈放の前に保釈金を要 求されるかも知れない。ペンシルヴァニア州の他のどの郡でも、少量の大 麻の所持では逮捕・拘留の規定が無い。その代わりに裁判所へ出頭する日 の書かれた略式の命令書が発行される。 PhillyNORML is a sterling example of how ordinary cannabis consumers can band together under the NORML banner and affect real change at the local level. Reformers at the national level don’t have the on-the-ground knowledge of local politics like everyday citizens living in cities like Philadelphia. Local reformers can better cultivate personal relationships with mayors, city councils, and all their staff, as well as integrate with groups as disparate as unions and libertarian groups, parents and police, and churches and universities. PhillyNORML は、ありふれた大麻消費者らが NORML のバナーの下に結束する事 で、地方レベルにおける実際の変化を起こす事ができることを示す確かな例で ある。国家レベルの改革論者らは、フィラデルフィアのような都市で日々を暮 らす人々の地方政治について、現場での知識を持ってはいない。地方における 改革主義者は、市長、市議会議員、そしてそれらの全てのスタッフと個人的な 繋がりを持って、また様々な組合やリバタリアンのグループ、保護者会、警察、 教会、大学などとも関係を持つのが良いであろう。 If you’re sitting around wondering when they are going to legalize pot, you’re part of the problem. YOU have to legalize pot. You and your like-minded pot smokers, cannabis consumers, medical marijuana patients, and lovers of liberty, peaceably assembled to exercise your free speech and to petition your government for a redress of grievances… there’s nothing more American than being NORML. もしあなたが、ただ座って大麻が合法化されるのを待っているだけならば、あ なたも問題の一部である。あなたが大麻を合法化しなくてはいけないのだ。あ なたと、そして同じ目的を持った大麻喫煙者、医療大麻を使用する患者、自由 を愛する者、平和的な会合を開いて自由に演説する練習をすること、不満を持っ ている点についての嘆願書を地方政府に送ること…。NORML である事に勝るア メリカ人は居ないのである。 (私のコメント) フィラデルフィアは、アメリカ合衆国ペンシルヴァニア州にある都市の一つで ある。大麻で逮捕する為に都市一つで年間 3 億円も無駄にしているのだ。無駄 になっているのは納税者が支払った税金であり、その税金には大麻で逮捕され た者が払った分ももちろん含まれている。日本では、大麻よりも覚醒剤で逮捕 される方が多かったと思うが、被害者の居ない『犯罪』という意味では大麻も 覚醒剤も何ら変わらないのであり、毎年毎年、洒落にならない金額がその為に 消えて行くのだろう。その意味では私も日本国に喜んで税金を払う気にはなれ ない。 民主党の『事業仕分け』で科学技術関連の予算が削減されるなどして話題になっ ているが、警察、検察、裁判所の運用に掛かるコストも良く考えるべきだろう。 NORML は「大麻を自由に吸いたければ座して合法化を待つな」と説いているが、 これはまさにその通りである。アメリカにおける NORML と同様、日本では THC が大麻法改正運動の担い手の一つとなっている。たとえ小さな事であって も、これを読んでいるあなた方にも何が出来る事があるはずだ。