Rasmussen Poll: Majority Of Americans Say Marijuana Is Safer Than Booze ラスムッセン調査: 過半数のアメリカ人が大麻はアルコールよりも安全だと考えている Ashbury Park, NJ: Slightly more than half of American adults believe that alcohol is "more dangerous" than marijuana, according to a national telephone poll of 1,000 likely voters by the polling firm Rasmussen Reports. アシュベリー・パーク, ニュージャージー: Rasmussen Reports が行った全米 1,000 人の有権者に対する電話世論調査によると、半分を僅かに越えるアメリ カの成人が、アルコールは大麻よりも危険であると考えている事が判った。 Fifty-one percent of respondents, including a majority of women, rated the use of marijuana to be less dangerous than alcohol. Only 19 percent of those polled said that cannabis is the more dangerous of the two substances. 過半数の女性を含む 51 パーセントの回答者が、大麻はアルコールよりも害が 少ないと答えた。この二つの物質のうち大麻の方が危険であると答えた者は、 全体の 19 パーセントに過ぎなかった。 Twenty-five percent of respondents said that both substances are equally dangerous. 25 パーセントの回答者は、二つの物質は同じように危険であると答えた。 Commenting on the poll results NORML Deputy Director Paul Armentano, co-author of the book Marijuana Is Safer: So Why Are We Driving People to Drink, said: "By almost any objectively measurable standard, cannabis is safer than booze -- both to the individual consumer and to society as a whole. However, given our government's longstanding demonization of the cannabis plant and its users it is remarkable that anyone -- much less over half of America -- recognizes this fact. Ideally, these survey results will spark a long-overdue dialogue in this country asking why our laws target and prosecute those who choose to possess and consume the less dangerous of these two popular substances." この調査結果について、書籍『大麻はより安全である では何故我々は人々を 飲酒に追いたてるのか』の共著者である NORML 副事務局長ポール・アルメンター ノは次のように述べた。「殆どの客観的な基準によると、大麻はアルコールよ りも安全である。個人の消費者に対しても、社会全体に対してもだ。いかに我々 の政府が長年にわたって大麻草とその喫煙者をまるで悪魔のように扱っていよ うとも、過半数のアメリカ人がこの事実を認識している事は注目に値する。理 想を言えば、何故我々の法律はこれら二つのありふれた物質のうち危険の少な い方を標的にして使用者を起訴しているのかという問題について、このような 調査が、遅れに遅れた対話の口火を切る事になれば良いと思っている。」 A previous survey conducted by Zogby in 2002 reported that most Americans believe that cannabis is less dangerous than either alcohol or tobacco. 2002 年に Zogby の行った調査でも、殆どのアメリカ人が大麻はアルコールよ りも煙草よりも危険が少ないと信じていた。 For more information, please contact Paul Armentano, NORML Deputy Director, at: paul@norml.org. より詳しい情報については、NORML 副事務局長ポール・アルメンターノ にお問い合わせ下さい。 [PHOのコメント] 国家が薬物を規制する事がもし正当であるとするならば、その理由は「社会全 体に対して害をなす為」でなければならないし、その害をなす程度がより大き いものほど厳しく規制するのでなければ、政策として一貫性を持っているとは言 えない。それでは大麻の規制をやめて酒と煙草を規制するべきだろうか? 私は、そうではないと考える。酒も煙草も大麻も国家が規制すべきではないと 考えている。「社会に対する害」は定義するのが非常に難しいか、あるいは不 可能だからだ。大麻と酒に対するアンバランスな規制が存在する事こそが、そ の難しさの帰結である。実在の人間の身体に対する害ならば、体組織に与える 障害や血液中の成分のバランスを始めとして、ありとあらゆる医学的なデータ を基に客観的な議論をする事ができるのであり、ここに人々の思惑や不安や楽 観が入り込む余地はない。 それでは社会についてはどうか。実在する肉体とは違い、社会とは概念である。 人々が「社会はある」と考えるとき、そこに社会が現れるのだ。そして、ある 人の考える社会は、別の人の考える社会とは少し違っている。それは一人一人 の物の見方、考え方、置かれた立場、好み、能力、困難、背負うもの、失った ものが全て異なっているからである。これでどうして「社会への害」を定義で きよう。拳銃でさえ、鍵の掛かった部屋に閉じ込められた時には、その鍵を壊 すために役立つのである。靴下でさえ、砂を詰めれば殺傷能力を持った武器に なるのである。私たちは皆、人を刺す事のできる包丁で料理を作り、人を轢く 事のできる車に乗って、人を窒息させる事のできる衣服を着ている。それが生 活というものだ。その事を忘れてしまった者だけが大麻や拳銃や靴下を非難す るのだ。